リパワリング 想定外のトラブル事例

リパワリング

私が遭遇した困った事=トラブルを記載しておきます。想定しておけば、対応も違っただろうなと思い、参考になればと思います。

  • 60sqのケーブルを既存の集電箱から外し、ダウントランスに付け替えようとするが、集電箱からケーブルが出せない。

写真は既存パワコン用の集電箱です。

線を外した状態の写真しか残ってないので、青い手書きの線がメーターから来ている60sqのケーブルとします。これを下に引っ張って、箱の外に出して、緑の線の様にダウントランスに繋ぐ必要があるのですが、引き抜くのが凄く苦労しました。

ケーブル自体が硬くて、あんまり曲がらないです。また、箱の底面と地面までの距離が、箱に収まっているケーブルの長さと比べて非常に短いので引き抜けないです。

結局、ケーブルを掘り起こし、距離を稼いで無理やり抜くという感じで切り抜けました。スコップを準備しておくことをおすすめします。

  • ダウントランスにケーブルが届かない

ケーブルが集電箱から抜けた!と喜びも束の間、ダウントランスにケーブルを入れてみたら、と、届かないとなり、ダウントランス自体を90度向きを変え、届く位置に移動しました。

ケーブルが届くことを事前に確認することをおすすめします。

  • パワコンSE25Kの入力数が3→4にかわっている。

→2年前に設置したSE25KはDC入力が3入力でした。ソーラーエッジ の施工研修でも3入力ベースの説明で、まさか変わっていると思っておらず、ストリング設計も3入力で準備してました。いざ接続しようとすると、よ、4入力ある?!となりました。事前確認大事です。私の場合ら1入力使わず、そのまま3入力で接続しました。

4入力であることを認識して、ストリングス設定することをおすすめします。

旧モデルSE25Kは3入力
SE25K-JPI は4入力
  • パワコンSE25Kの液晶画面が無くなり、スマホアプリで設定することは知っていたが、前のより使い勝手が悪い

旧モデルは液晶画面が付いていて、ボタンで操作する形式。それに対して新モデルはその液晶画面が無くなり、スマホでwifi接続し、アプリで操作。

スマホで操作の方が良いよなと思い込んでました。実際は操作したい時にwifiに都度繋ぎ、接続まで時間が結構かかるので不便。液晶画面の方が待ち時間なく、すぐできたので良かったなというのが正直な私の感想です。

  • パネルとパネルを繋いでいるMC4ケーブルが外れない

やっぱり8年も外気に触れていれば、プラスチックは固くなりますよね。プラスチックの工具使ってもどうしても外れないのがありました。何枚分かは諦めてケーブルから切って、新しいコネクタを付け替えました。 

最悪を想定して、MC4コネクタを準備していた方が良いと思います。

  • オプティマイザの不具合で、発電しないパネルが発生

20枚発電していない。接続間違ったか?と思ったが、オプテマイザが安全電圧を出していない。安全電圧とは、オプテマイザには、パワコンから信号を受けると初めて発電し、パワコンから信号がないと、電圧を1Vしか出さないという安全装置がついています。オプテマイザを単体にパネルを接続して、オプテマイザの電圧を測れば、正常ならば1Vになるところ、0Vだったので、その旨をソーラーエッジ に連絡したらすぐに交換品を送ってくれました。パネルが255Wのパネルなので、対応するオプテマイザP650という製品で、多分今はあんまり作ってないのかもしれません。古い在庫だったのか?不良率高く、交換品はP801というグレードが高いものが送られてきました。

もしP650を検討されている場合、こういう事態も想定しておく必要があると思います。

色々有りましたが、とりあえず乗り越えられました。でも、 手探りだったので1ヶ月くらいかかりました。次からは最初にこういうことを想定して、スムーズに終えたいものです。

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